写真展。作品の行方はいかに。

今晩は前回書いたANNUAL PHOTOGRAPHY EXHIBITIONという年に一度の写真展のレセプションに参加してきました。自分がこれだと信じて焼き上げた写真にどんな反応があるのかも楽しみだったし、写真家の仲間にあってお酒を飲むのも本当に楽しい。作品数も割と多く、来場者数も初日で200名を越える去年よりもかなり盛況で活気があった。

今回僕はメインで4枚の作品が入選して展示されていたんだけれど、始まって数時間で4枚中 3枚が売れていきました。しかも1枚ずつしかオリジナルがないので1人にしか行かないけれど、1人でなく4人もの人が購入したいと申し出てくれました。誰かが購入し、誰かの手に渡ることで自分の写真が、趣味の領域から正式に「作品」として認められた瞬間でもあったような気がした。

買ってくれた人たちは目をきらきらさせて、家のここに飾ろうと思うんだ。アート作品を買ったのこれが初めてだよ。とか伝えてくれて何だか感慨深いものがあった。自分の子が人の家に嫁がれいくような、この子をよろしくね、という感じだった。

もっと嬉しかったのが、「購入した一枚だけでなくあなたの今後も見て行きたい。あなたはとても良い感性と目を持ってるんだね」って行ってくれたこと。今回撮った映画のDVDも是非買いたいとまで言ってくれ何だか応援してくれるありがたみを感じたよ。

それから雑誌にも別の写真が三枚掲載されSVAの大学院の教授から名指しで紹介が書かれていた。訳すとこんな感じになるのだろうか。
「yosuke hosoiの水のシリーズ作品では、時間が永遠に凍結するが、しかしその中で継続的な変化する場所の抽象的な性質を表現した。同一の中の差異。彼の洋介という日本語の名前すら水を表現している。」
ありがたいことです。

全ての売り上げはThe Joe Harris Scholarship Fundという写真家をサポートする団体に寄付しました。今まで寄付したことのない額をしたが、これも僕に写真を教えてくれた恩返しとして少しでも役立ててもらいたいと思う。

仲間と飲みに行ってお祝いしました。

良い日。