写真展の結果の発表が行われました。

今日は僕の友達で、才能迸らせるMasakazu Mizuno Jazz OrchestraによるTake The "A" Trainのアレンジバージョンを聞きながらどうぞ。(勘のいい人、もしくは僕の日記を読み続けてくれてる人は気づくかも?)

先日ある日、脚本の授業、サウンドの授業とかを受けていながら心なしそわそわしていた日がありました。
なぜなら、応募した写真展の結果が通達される日だったから。

待てなくて、授業も耳に入らずちょっとサウンドのクラスを早めに抜けて結果を見に行きました。

そしたら!今年も見事にThe City College of New York, Annual Photography Exhibition、年に一度の写真展に5枚応募したうちの4枚も入選させて頂くことができました。


打率良いね。写真専攻ではないのだけれど、少なからず評価を頂けるのは日々目指していることが決して間違ってなかったんだなって、自分自身再確認できるので喜ばしいことです。二年連続だー。前年は水のシリーズ。今年は影と幾何学的なもので構成したシリーズです。前年は柔らかく、今年は力強い線で描いてみました。

撮影する時は、周囲に絶えず目を光らせ、一枚のフィルムに焼き付ける価値のあるものを必死で探す。時にはさりげなく見つける。デジタルじゃないのだから、連写なんてしない。
そして暗室に籠ってひたすら実験の繰り返しが始まる。静かなミニマリスティックな音を聞きながら、暗室での作業は僕にとっておよそ瞑想に近いものがある。ひたすら外界を遮断して自分の世界に没頭する。何度も何度も微調整を繰り返しては焼き直し、ひたすら自分の満足のいくプリントを作る。

はてさて、一年前の写真展を振返った日記の巻末を見ると、こんなことが書いてあった。
”今回の写真展の成功から、次回へ繋げる為に、今また新しい写真のプロジェクトに取りかかります。つきましては、一週間後の6/8から25日まで、一人で ヨーロッパ回って来ます。良い作品を作って、今度はもっと大きなエキシビションを開けると良いな。”
http://mixi.jp/view_diary.pl?id=1185275588&owner_id=608858

結果的に大きなジャンプをしたそこまで大きい写真展にはならなかいけれど、去年より今年は一枚多く入選できた。僕は一枚を作り上げるのに何日もかけるのでそういう意味では、一枚多いというのは個人的には規模拡大として捉えたいと思う。そして宣言通り、ヨーロッパで撮って来 たのも選ばれたうちの半分入ってるから、行ったかいあったね。ギリシャアテネから一枚、イタリアのベネチアから一枚。
こう、何か未来の自分に対して書いておくことっていいかもしれないね。未来日記。少ーーしずつだけど、描いている世界に近づいているかもしれない。そう信じたい。

それから前年の水のシリーズは、PHOTO MAGAZINE という雑誌に3枚揃って掲載された模様です。このマガジンのリリースパーティーも同時に行われるみたいです。

今年も一生懸命作った写真たちを見に来て下さい。

以下が詳細です。
DATE
MAY 3–MAY 14, 2010

ADDRESS
160 Convent Avenue, New York, NY.
1 Trainで137th stか、A Trainに乗って145thで降りて下さい。
(音楽はまたこれ「A Trainに乗って」ですね。w)

6日(木曜)は5-8pmがオープニングレセプションで、僕も6時頃から顔を出そうと思ってるので是非会いに来てね。 軽食、スナック、ドリンクなども用意してあります。もちろんいつ来てもタダなので気軽にどうぞ。


待ってます。
細井洋介