「ハーフケニス」、ショートショーツフィルムフェスティバル上

最近は何だか告知ばかりになっちゃってごめんなさい。実は今日もなんですね。
でもそれは、いつか咲かせたいと思う花の種を、日々蒔いては水をやり、育てていくという限りないプロセスの芽が、生産的な毎日の結果が、現れて来ているので、良い傾向だということです。こうしてみんなに見てもらえる作品のお知らせが少しずつ増えていくことごとに、毎回少しずつ大きなニュースになっていけば、いつか大輪の花が咲かせられるのかな、なんてね。

そして、今回は自分の作品ではないのですが、僕がロサンゼルスで最後に参加した作品、「ハーフケニス」です。こちらは、AFI、アメリカ映画協会付属大学院という映画のトップスクールともいえる大学院で監督をしていたマイミクでもあるKenさん*1の作品です。この作品では、プリプロダクションの段階からプロデューサーと一緒に怒濤の準備をし、ドラマの連続の撮影を切り抜けた、思いで深い、そして学ぶことの多かった作品です。

振り返ってみたら、「AFIからのラブコール*」というタイトルで、ちょうど一年前に書いた日記がありました。時間が経つのは早いです。そこで僕は、「色々な映画賞を穫れることを確信してます。」と書いていました。
http://mixi.jp/view_diary.pl?id=826681420&owner_id=608858&org_id=822350769

今回それが、日本プレミアが別所哲也さんが主催されるアジア最大の短編映画祭、ショートショーツフィルムフェスティバルで行われることになったそうです。おめでとうございます。アカデミー賞公認のアジア最大の短編映画祭ということで、この映画祭で優勝するとアカデミー賞の審査権利を獲得できるそうで、今のところ、「ハーフケニス」は、500本を超える応募作品の中、ジャパン部門の12作品の中にえらばれているそうです。オーディエンスアワード(観客の投票)などもありますので、ぜひ見に来てください。素晴らしい作品になっていると思います。
実はこの作品、エグゼクティブプロデューサーにYoko Onoさんがついてくれています。
見に行ったら是非感想教えて下さいね。

オフィシャルコンペティション公式審査員
滝田洋二郎(映画監督)
松下奈緒(女優)
森公美子(歌手)
ロベルタ・モンロー(元サンダンス映画祭プログラマー
山本寛斎(デザイナー・プロデューサー)

あらすじ:
1943年、ハーフの日系アメリカ人のケンとジョーは、強制収容所で日本人の父親を亡くした。ハーフであるが故に、外の世界にも収容所にもなじめない孤独な二人は、収容所を脱走し、白人の母が住む実家に旅に出る。

日程:
6月06日土曜日 11:15-13:05 表参道ヒルズ スペース オー
東京都渋谷区神宮前4-12-10

6月10日水曜日 15:00-16:50 ブリリア ショートショート シアター
横浜市西区みなとみらい5-3-1 フィルミー2F

6月12日金曜日 13:20-15:10 ラフォーレミュージアム原宿
東京都渋谷区神宮前1-11-6 ラフォーレ原宿6F

ハーフケニスについて:
www.half-kenneth.com

ショートショーツフィルムフェスティバルについて:
http://www.shortshorts.org/2009/ja/ssffa/film/japan2.html

*1:USC時代に短編を20本以上撮った。一年で10本。一ヶ月に一本撮らないと。それがAFIに繋がっている。