Ordinary People ーまた新しい作品産まれました。
また新しい作品です。
前回の"Round Round"のメッセージにあったように、ここしばらく長い間、僕を引きつけ続けるのは、「人」なんです。
”みんながスケートでぐるぐる回っているうちに、文化も人種もみーんな混ざっていってしまう。ニューヨークって、きっとそんな場所なんだと思う”
写真のみを使って何かを表現しなさいという課題の中で、今回また「Ordinary People」と題した作品にそのアイデアを落とし込みました。
全編、スチールフォトから構成されています。
映像の中にメッセージが流れて行くのですが、一応英語より日本語の方が伝わるという方の為に、日本語で書き起こしてみました。
もし映像の中で拾いきれなかったら照らし合わせてみて下さいね。
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「People」ー2009年冬の記録。
何で人はこんなにも異なるの?
何故?
そこで僕はニューヨークとフィラデルフィアのストリートに繰り出すことにしたんだ。
答えがそこにあるかなって。
それがこのネガに焼き付けられた記録。
僕は、そこで色んな方法で働いている人を見たんだ。
生活する為にね。
僕が会った人々なんて、たくさんたくさんある職種の中から、ほんの一握りの部分でしかないと思うけれど、、
(ネガの中からピックアップした写真)
警察官。
ハウスクリーニング。
ファッションデザイナー。
バーバー。
セブンイレブンの店員。
道で綿菓子を売る青年。
セキュリティーガード。
みんな結局「Ordinary People」、つまり普通の人なんだ。
じゃあ、なんでみんなそうも異なるの?
双子でも。
きっと、そんな答えは最初からないんじゃないかな。
"一人一人、みんながそれぞれ違って、他の誰でもないユニークな存在だということ、それって単純にWonderful、素晴らしいことじゃない?" ーPeter Spier
きっとそれが答えなんだ。
"We are just ordinary people." ーJohn Legend
ちっちゃな作品ですが想いは大きいです。
enjoy.
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後日談。
ピックアップ写真3枚目の二人のファッションデザイナーの人たちが、この映像を気に入ってくれて、彼らのもつ「Fine and Dandy」というショップとコラボレートして映像を撮って欲しいとメールを頂き、先日ミーティングをしてきました。
嬉しい申し出ですね!
僕はストーリーのあるものを考えて提案し、気に入ってもらえたのですが、今回は抽象的な映像を作りたいという意向の元、また考え直しです。んー、どんなものがいいのか?
wish me luck.
細井洋介