開かれた教育の始まり。Open Education.

今日はハーバード大学で、今僕がリサーチしているSecond Lifeに関する授業があると教えてもらったので聴講しました。

昨日はコロンビア大学で、ノーベル文学賞受賞作家オルハン・パムクの講演を聴講しました。

ここで言いたいのは、一流大学で授業受けてますよっていう調子のいいことなんかではもちろんなくて、前々から梅田望夫氏などが言っていたように、従来の大学というモデルが確実に変化してきているということを知っていただけでなく、自分で実感した瞬間だった。

これまで学者の権威だった知識というものがどんどんオープンになって来て、もちろんまだ全部とは言えないけれど、論文も多くネット上で読めるし、今日僕がしたようにオンラインで最高の質の授業を誰でも受けられるようになって来ている。
もはや自分がどこに属しているかというのは意味をなさなくなってきているのだ。

まだ東京にいたころ、衛星でカリフォルニア、チコの授業をリアルタイムで受けていたのがもう4年前。その頃は、自分でそういった技術もなく、クラスで僕は受動的にhuman geographyのクラスをとっていた。

まだ画質が良くはなかったり、レクチャーの途中何度か落ちるので、reconectしながら一生懸命ハーバードの授業を聞いていた今日が、僕の中で一発目のweb 2.0的な授業。これを近いうち、すぐにこういうことが当たり前になった頃、そんなことあったなぁなんて思うんだろう。

トピックは飛ぶんだけれど、トルコを代表する作家オルハン・パムクさん。
既に彼の本を読み、ファンとして彼の話しを聞くのも興奮するだろうし、
彼の本をまだ読んでいないけれど、彼の話しを聞いて興味をそそられて彼の本を読むきかっけになるかもしれない。
僕は今回は後者なんだけれど。
これはオンラインではなかったので、お隣のコロンビア大学まで友達と歩いて行ったら超満員。コロンビア大学は知的な雰囲気が出ていて好きです。

ノーベル文学賞受賞作家のサインをいつも使っているブックマークにしてもらったので、今後より文学を楽しめると思うと嬉しいな。
彼は知で纏われた風格があって渋かった。
そういう人に惹かれます。

誰か、彼の本でおすすめありませんか?