おうちが決まったよ。

NYに来て一週間、やっと、やっと住む家が決まりました。
窓からマンハッタンの建物が一望できる素敵なところ。
NYらしくレンガ調のアパート。
Kennethという割りかしハードボイルドなおじさんと一緒に住む事になった。
僕のNYの基盤ができた。


NYで家探すのはLAより大変で、高いよと聞いてはいたものの、まぁLAだってだいぶ高いし余裕っしょと思っていたら大間違い。

家賃の相場がずっと高いね。
しかも部屋、アパートがLAと比べてまじで小さい!
この値段でこの大きさかい!みたいな事が多々で、最初戸惑いまくりでした。
この値段くらい払えばパーティー開けるくらいだと思ってたのに、、みたいなね。
しかももっとくせものなのは、場所、値段、家の感じなどの希望がようやく合っても需要がかなり高い為、タイミングを少しでも遅れるともう次の日にはなくなっていたり。。

合計30通くらいはメール、電話をしてその中で、10件以上は見て回ったかな。
プロデューサー業でだいぶ鍛えられたにしても、多数の電話、メールは疲れた。
LAにはだいぶ詳しくなっていたから家探しと行っても検討はついてやっていたけれど、NYに関しては土地名も、そこの相場も、雰囲気もホントに何もわからない。
おまけにメトロもマップなしじゃ全然わからないし!

この一週間本当にあらゆるところを歩きまくったね。本当に。
メトロパスを買ったから色々な駅で降りて、その街の雰囲気など見て回った。
毎日毎日くたくたになって、観光なんて程遠く、何か孤独な戦いの様に思えた。
とても孤独だ。
でも街を感じれて、歴史を感じれて、そしてLA以上に多様な人種を見ていて本当に飽きさせてくれない街だなと。

そして毎晩夜になり疲れ果てて家に帰って寝転がりたいなと思っても、ここからが勝負なのだ。
今は家がないので、友達であるRamsiの家に泊まらせてもらっているもんだから鍵がなくて、しかも、Ramsiはまさにハイパー夜遊ぶ男なのだ。
だから家にも帰れずいつも夜に合流して、朝4時、5時まで彼の友達と一緒にパーティーやらコンサートやらと付き合わなくてはならないのだ。
これは大変よ。
毎日毎日朝まで遊んでも、次の日俺にはまだ家探しの旅があるってのに。
まぁおかげでたくさん友達が増えたし、New York育ちならではの面白いところをたくさん見せてもらえた。

そんなこんなで、今日やっと家が決まって、自分の部屋というもので眠れる幸せといったらないね。

さらにこのアパートのいいところは、俺の住んでる三階からひとつ上に行くと屋上に上がれて、ここはもう俺のプライベート敷地にしようと思うくらい贅沢。
窓から見るマンハッタンの建物より、さらに視界は開けてマンハッタンのビルたち、空。
ここに立って眺めると何か、New Yorkよ、見てろよ!と自分に気合いが入る。
本当にまた0からの出発なのでそんな俺にはとても良い。
誰かにもこの素敵なViewをシェアしてあげるな。

家という生活の基盤はとても大事だというのを過去のたくさんの引越で知っているだけあって、やっと足場が固まったのは嬉しい。
同時にこっから勝負かけてこうっていう気合いがわいて来た。
あーぼくは今カラカラのスポンジ。
何でも抜群に吸収できる自信がある。わくわくする。
New Yorkは気合いを入れてないと逆に全部吸い取られていっちゃう街だからね。