AFIからのラブコール*

少しここらでゆっくりしようというところで、早朝から今度はAFIのプロデューサーからラブコールが!笑
American Film Instituteはアカデミー賞受賞者などばんばん輩出する全米で一番とも言える大学院なんだけど、ここでKen Ochiai監督、Maya Kaneharaプロデューサーの日本人タッグで卒業制作を撮るということです。
題名は「Half Kenneth」。

忙しかったのもあって、僕は現場のProductionから参加しようと思っていたのだが、撮影2日前に最後のpre-productionを手伝いにAFIに行くと、そこには山のようなタスクが僕を待ち構えていたのだ。
ホントに文字通り、この二日間は僕の電話は鳴り止むことがなく、一つ案件を終わらせ電話を切った瞬間にまた次、と。
少しはpre-productionのことはわかってきていたつもりの僕からしても、これもまだ!?これも!?みたいな連続で、本当に撮影当日が迎えられるのか心配で心配でならないくらい、しらみつぶしに事をこなしていったつもりです。

何とか強行で初日の撮影がPalmdaleで始まりました。とても美しいところでしたが、そんなことに感心してる暇もなく、次の日の撮影ができるために、落としていることはないかと考え、その日の僕のTo Do Listの紙は真っ黒になりました。

計六日の撮影となりましたが、ホント首の皮一枚でつないでいるようだとはまさにこのことを言うのだなと初めて経験したように思います。
特にアメリカは規定が色々厳しくあって、それを守れないようなことがあれば即刻撮影終了ということも起こるところなので、何とかなるっしょ、では済まないのが怖かったです。

終わっちゃえばどんな大変なことも良き思い出に変わっちゃうなんて、人間って変な生き物ですよね。

公開された時にわかると思いますが、大きなバックがついて、これも間違いなく最高の作品になると思うので、Arc Light Theatreで上映されるのが待ち遠しいし、色々な映画賞を穫れることを確信してます。

すごく良い経験になりました。ありがとうございました。
僕もAFI入りたいなー!

さて、次は、、