ふんわり。岩井俊二監督との出会い*

AFIの後すぐに、Chapman Univ,の撮影で三日間OCに行っていて、その撮影後、プロデューサーのヤスさんから明日、岩井俊二監督が来るけど一緒に行く?と聞かれ、え!?岩井俊二?絶対行く!って感じでした。

というのも、岩井監督が市川崑物語を創ったこともあり、そのQ&AセッションがUCLAで行われるということでした。

当日、市川崑の「鍵」を鑑賞。初めての市川崑作品でしたがかなり妖艶な空気を漂わしていて最高でした。

映画を見終わり、ふぅ。と満足していると僕の後の座席に岩井監督が座っていた。わお。目がばっちり合ってしまい、「初めまして。」というと、「Q&Aの場所はどこかな?」と普通に聞かれ、俺スタッフじゃねぇしわかんねー!と思いながら普通に「いや、ちょっとわかりません。」と答えてしまった。笑

初めて「リリイ・シュシュのすべて」を見た時、その内容と、映像美に衝撃を受け、でも実は「花とアリス」のようなほんわかした空気が大好きだったりして、僕もこんな映画が撮りたいと、監督を志そうときっかけをくれたのが岩井監督の作品でした。

当時高校を卒業し、友達と映画を撮るってことを始めて、でもいつか彼に会いたい、一緒に仕事をしたいと思っていたら、こういうのってやっぱそれに向かって動き続けていれば、叶うものなんですね。

Q&Aが終わり、その後少しだけ直接お話をする時間を頂けて、普段誰とでもあまり緊張なんてしないのに久しぶりにやや緊張してしまいました。
一ファンとして、サイン、写真が欲しかったけれど、僕は迷わず名刺を交換して、連絡先を頂きました。今後に繋がればなと。

その後、三日間かけて、そして心優しい友人に手伝ってもらいながら「Love Letter」を彼に向けて書きました。Love Letterと言ってももちろん愛の告白なわけではなく、僕の熱い想いと、今後一緒に製作などをやらせて欲しいといった内容ですが。

彼もとても多忙な人なので、返事は来るかはわからないですが、こうやって一度でもコンタクトをとっていれば、来る時にまた繋がるかもしれませんね。

この世界には不思議な縁ってものがたくさんありますから。
wish me luck.