LAのススメ

かれこれL.Aに住み始めてから3年弱が経つ。

最近になって、ある意味やっと、ここLAが好きだって思えてきた。
ここは一つ、LAが何でいいかってことを書いてみようと思うのである。

それはずばり、刺激に溢れているからなんだ。

LA育ちと言う人ももちろんいるが、LAに大抵は国内の他の州から、そして僕もそうだけど他の国から人が集まって来ている。
だからただ、ぶらりと来ている人が少ない、みんな何かこれを成し遂げてやろう!!っていう意気込みを心に持ってやって来ているのだ。

日本にそんな人がいないと言っているのではなくて、出会える率の話ね。
もともとどこかに生まれて、でも自分にはどこで生まれたいという選択肢はなくて、とりあえずそこで生活を始める。つまり、そこで生活している理由は自分で決めたものではない場合が多い。

でもLA, NYみたいなところは、そこ生まれの人より、理由を持ってそこで生活し始める人が後を絶たない。

だから、道を歩いていても、カフェで適当に隣の人と会話をしていても、そこかのパーティーに言っても、あ、ホントですか!?みたいな嬉しい驚きだったり、その人の熱意、意気込みに出会える街なのだ。
情熱大陸とでも呼ぼうか。

まして映画関係ともなれば、頑張るべき場所はここなのかもしれない。
たくさんの制作者と触れ合えるのも良い事だし、何しろ映画を愛している人がたくさん住む街なのだ。

そして映画製作に置いてNYよりも優れている点は、何しろこの年間を通しての最高の天候と、広大な土地だと思う。
これだから南カリフォルニアの映画産業はここまでこれたのかもしれない。


そして、昨日はアカデミー賞が行なわれた。
昔は、ハリウッド映画なんて、と思っていたがそれはストーリーテリング、エンターテイメントにおいて、まぎれもなくトップクラスの芸術だと思える。

日々、刺激を求めいてる僕にとってここは天国のような場所だ。
だからこそ、安らいでいるプライベートな時間も最高に幸せだと思える。

緩急の法則。

この為なら、日本の美味しい食事だって我慢出来る。
もうしばらくここ、ゴールデン ステート カリフォルニアのLos Angeles、天使の住む街で精進してみたい。