初監督、初Final Cut、二つの演技とその考察

今週末はとにかく寝る間もない程、むしろコーヒー一杯の時間もない程忙しい忙しい。
金曜に先週のMusic Videoの続きをとって、色々問題はあったが今回は全員揃ったし無事初監督が終わって今は編集に取りかかってる。
コーヒーショップで撮ってる時が一番緊張したかな。
パーミットをもらってなかったからいつ止められるかわかんなかったから。
あとはわがままな先週来なかったアクターに腹立った。
演技は良かったけど王様気分なアクターはいやだ。
計画がなかなか思い通りに進まないもので、時間が過ぎて行くのがあまりに早くて焦っていた。
撮り終わらないのは最悪だから。
監督は作品全体の完成に責任を持たないといけない。
仮にも楽な仕事とは言えないわ。
大変。
でもいい勉強になった。
例えるなら、知らないけど女性の出産に似てるのかもね。
やってる時はめちゃくちゃしんどいんだよね、でも出来上がった時はその分嬉しくて、だから結局また作れるんだ。

その夜一時間カメラの充電と共に自分も睡眠をとって充電した後、今度はToshiの作品に出る為に海の近くに向かった。
ひたすら歩いた。
帰ったのは朝1時過ぎ。
まだまだ大した演技ができない。

次の朝はWilsonの作品を手伝う為に朝8時から撮影。
カメラでも頼まれると思いきや、これもアクティング。
俺がHipHopのMusic Videoでアクティングはありえないだろー。
人生で初めて、でっかい服着た笑 Los Angeles Lakersのね。
しかしここで一番悔しいことが起こった。
せっかくひとフレーズのリリックを貰ったのに、リズムと発音はマスターできたんだけど時間内に暗記しきれなくて、リリック無しの役になってしまった。
そりゃ英語だから他のアクターとはハンデがあるけど、でもアメリカでやる以上そこは対等に闘いたい。
むしろ勝たなきゃいけない。
ハードルはまだまだ高いぜ。

それに関連してよく思うのが、読解力もまじで養わないと闘えない。
これ書いたんだけど、って言われてパッって出された脚本を読むのがみんなより遅くて、しかも全部は短時間で理解しきれていない。
そうなると、そのすぐ後にみんなは意見をもうかわしてるのに俺はできない。

監督をしてる中でも思った。
伝えたい事がパッと簡潔に、しかも伝わる様に言わなきゃいけない。
アクターもスタッフも何か困ると監督に頼るので尋ねられていることも的確に答えたい。

とにかくここで英語をしゃべれるようになるのが最終ゴールでは勿論なくて、英語はタダの道具であって、映画を立派に作れる様になれば、英語なんて完璧になるだろう。

今回少し友達にメイクを教えてもらたんだけど、もっと知りたいなーと思う。むしろ極めたいなー。
誰か時間がある人がいたら基本でいいので教えて下さい。

そして今日は一週間くらい息をつく間がなかったから今日は撮影断ってしまったよ。
あまりに疲れていて。たまには家でゆっくりもいいな。
といっても編集のせいで目が痛い。
そうしていたら日本の友達から電話が来て懐かしくて癒されたというかね。何だか一緒にカフェにでも行った気分だった。

さぁ、ようやくラフカット。
でも映画ってすごいね。何か頭で描いてたイメージが現実に映像化されて、要はみんなにもシェアできるようになるんだからね。
そう考えたらでも芸術はみんなそうか。
音楽でも絵でも彫刻でもみんな最初は頭に描くものを具現化させるんだもんね。
人間ってすごい。

6/2 (Fri) 18:30にSMCのFilm Festivalがあるので是非皆さん足を運んで下さい。
カッコいいものを見せるって約束します。
ではね。