舞台 ロストマンブルース 閉幕しました!!

舞台 #ロストマンブルース 無事に全十公演終えました。ご来場ありがとうございました。
稽古を含め、休みなく毎日ライブハウス・シェリーに通い続けて一ヶ月。千秋楽を無事終えて、もうシェリーに通うことがなくなりました。毎日会ってた仲間にも会うことがなくなりました。ロストマンブルースだけに、今度は自分が何かを失ってしまったような寂しい気分でいっぱいです。

でもたくさんの笑いと暖かい拍手をくださった皆様の心に残り続ける限りやってよかったなと思えます。日本では演劇を見に行く人とそうでない人の二極化が特に強いと思います。そういう意味で僕の映像関係の友達や、今まで演劇に縁がなかった方々が実際に足を運んでくれて「面白い」と言ってくれていることはありがたいし、少しでも多くの人が演劇に興味を持つ「きっかけ」を作れていたら嬉しいです。

普段は間逆の立場でディレクターをしている僕をキャストしてくれた東川プロデューサーを始め、こんな僕も育ててくれた演出の久保田さん、いつもアドバイスをくれた最高の役者達とアンダーキャストのメンバー、そして何よりお客様に囲まれて今幸せに包まれてます。「最高の景色」を見せてもらいました。心から感謝。

この「治療セッション」に唯一初参加した僕の演じる修一と、この舞台という場に初参加した僕自身、重なる気持ちはありました。あとはご家族に対して誠実に、そして僕自身舞台に対して誠実に向き合いたいと意識してました。
完璧に義父の記憶を取り戻し、結婚の承諾をもらえた訳ではなかったかもしれないけれど、シェリー酒をきっかけに「小さな奇跡」が起きて、少しだけでも前進できたんじゃないかなと思えた最後にアキと一瞬目を合わせる時が修一にとって一番幸せな瞬間だったと思います。

最後に劇中の台詞で僕な好きなものを残して終えたいと思います。
「大きな奇跡が起きずとも、何かが変わった、そう思えるだけで、日常はまた見違えるように楽しく生きられたりします。」

1/16からドイツはベルリンに引っ越し映像の仕事をしていきますが、2018年に帰ってきます。またチャンスがあったら舞台、そして映像でも細井洋介をよろしくお願いします。


いくつか僕が演じた修一に関してのお客様からの感想をシェアさせてください。最初は自分でも目も当てられないような演技をしていたところから始まっただけに、これらの言葉はすごく励みになりました。ありがとうございました。

@hata_pe
全公演終了おつかれさまでした。正直最初は細井さんの木訥とした台詞回しが違和感と感じたのですが、自分の中でその違和感は今年からの参加者としての象徴だと解決させたら細井さんのお芝居の良さがたくさん見えてきました。
川端修一は争い事が得意でも多弁でもないと思います。
それでも愛する女性の家族になるために、猛犬の様な男の前に立ちはだかるし、事態解決の糸口になろうと必死で考えを言葉にする。
その記号ではない思いのお芝居、今までで一番修一の位置付けが伝わってきました。

@hata_pe
#ロストマンブルース 川端修一役の #細井洋介 さん。素朴な芝居が最初は違和感と映ったが、朝倉のための年に一度の集まりに初参加という設定にはむしろハマリ役と納得。
奇跡について語る場面、横で見守るアキの様子から本来多弁な人物ではないと窺えるがその言葉には誠実さが滲み出ている。
修一の『シェリー酒があったら飲みますか?』の一言から、小さな奇跡に向けて状況は大きく動き出す。地味な存在だが実は物語の鍵を握る人物。

@tsuku_snt
この朝倉家のこれまでを思うと、バーテンの修一さんが幸せの象徴に思える。
今回演じた細井さんは役者が本業ではないそうだが、これが、また良かった。もう最高だった。台詞を話す姿が、誠実そのものだったからだ。
こなれた感じではなく、一言一言、大切に話す。それは、修一さんらしかった。
だって、相手は自分の大切なひとのお父さんで。
しかも記憶障害を持ってて自分や彼女のことを理解してくれない、と分かってても会いたいと言っていた修一さんだ。
朝倉さんとバーカウンターで話す姿に心があたたかくなった。あの小さなやり取りは今回、お気に入りのひとつだ(DVDにも映ってるといいなあ)

@haradadamashi
バーテンダー修一さんのセリフ
カクテルと人間の奇跡のくだりは本当に印象的で『人間はその日その時で変わる』
すごい刺さるシーンでした。

@fujikko_idol
・・・何としても父親に結婚の承諾を貰いたい想い、よく表現されてましたよ(あ、つい最近僕は、その父親の立場を経験させられたんで(笑))
カクテルの話もよかったし。
何もかもが、誰も彼もが素晴らしい舞台でした\(^o^)/

@le_lien_parfait
遅くなりましたが舞台ロストマンブルース本当にお疲れ様でした!
初め演出家の人って聞いて驚きましたが細井さんの修一さん、独特の雰囲気好きでしたし、亜紀さんと幸せそうだったのが羨ましいです笑 こちらこそありがとうございました!

‏@a4_yuki
#ロストマンブルース ロス勢の1人だけど、個人的にいいシーンだなって思ったのは、修一が朝倉にシェリーを供するために用意を始めるところで、亜紀が修一の上着を畳んでカバンを広げるシーン シェリー酒を取り出すまでのそれぞれの動きの呼吸があってていい夫婦になるんだろうな、と

@Keiko Kobayashi
ロストマンブルース」3年連続上演されたというだけあって、笑いあり、涙ありで感動の素晴らしい舞台でした。
私が注目したのは初出演の細井洋介くん。彼が18歳の頃コーヒーショップで知り合い、翌年「BIGになる!」とひと言残し、アメリカに旅立ったのです。ロスからNYを経て映画監督となり、カンヌ映画祭では賞をいただきました。日本に帰国後映像の仕事をしていましたが、来月からドイツに拠点を移すので、応援の意味で舞台を観させていただきました。
最初はセリフよりも表情で演技、それはとても難しい事だと思います。途中何度も涙し、とてもいいものを観させていただいたと思います。
洋介くん、ドイツでの更なる活躍をお祈りいたします。