映画上映会 in 東京

昨晩は映画上映会に来てくれたみなさん、どうもありがとう。おかげさまでたくさんの人の笑顔に出会えた会になってよかったです。小、中、高からアメリカ時代の友達など、十数年ぶりに会う人まで、本当に会えて楽しかった。
これまでやってきたことが、少しだけみんなにシェアできたのは本当に嬉しかったです。
限られた時間だったのでもっと一人一人と話したかったのですが、そうも行かず、あまり話せなかった人は本当にごめんなさい。改めて飲みに行きましょう。

最後に、素敵な会をオーガナイズしてくれたアキコちゃん、彼氏さん、岩田さん、どうもありがとうございます。


編集後記:
柔軟で、恥をかきまくれる重要な20代が残り3年となった。
次のアプローチの方法、修行の場所、日本なのか、ニューヨークなのか、またヨーロッパなのか、色々考える時期に来た気がする。毎日リサーチを行っては頭を悩ます日々である。ひたすら自分でやっていくのか、ここでひとつ大きな一流の組織に入って、自分ではできないスケールで学んで今後に活かすか。

場所も重要だが、もっと重要なのは、何がしたいのかだと思う。照明、美術、自然をコントロールし、良い絵を作りあげていく撮影監督としてのプロセスは非常に好きである。しかし、
監督として小作品でこそあれ、こうやってみんなのもとに語るに値する物語を届け、感動を共有する場を再体験する度に、監督業というのはやめられないな、これを一生かけてやりたいな、と思う。

僕はファストフードのように、ささっと作ったものはあまり好きでない。ああいうものは確かにおいしい。でもすぐに飽きるし、そこに温かみや愛情を感じない。

ものづくりにおいて、「手間」というものがキーになってくるのだと最近つくづく実感している。農家の人が色々工夫して、年間を通して一生懸命に作った米というのは格別にうまい。食器もそうだ。大量生産で安く、同じ型を生産されたものと、陶芸家が試行錯誤を重ね形を作り、一つ一つ丁寧に焼き上げた茶碗、どちらがいいのだろうか。同じ白米で味わいが変わるのも当然だと思う。

それは映像にも言える。YouTubeなどでさっとアップしてさっと笑いをとるファストフードのような映像よりは、丹精込めてじっくり作り上げる映画のような傑作を作り上げていきたいと心から思うのである。それが例え30秒のコマーシャルでも、ファッションショーでも、演出したものは全て「作品」と呼べるようなものづくりを目指したい。

人に感動を、元気を、やる気を届けられるような物語を届けて生きたいものだ。

そして、いつまでも大きな夢を見続けることを忘れずにいたい。それが結果的に次の世代に夢を与えられるように。