5周年を迎えて。

今日2010年6月18日で五周年になりました。思えばアメリカに来たのが2005年6月18日。その名の通り夢をたくさん詰め込んでロサンゼルスに渡ったなぁ。何が起こるか全く計り知れず、今でもめちゃくちゃわくわくしていたのを覚えてる。それと同時に家族、友達と別れるのは今までで一番辛かった気がする。

普段は毎年あまり振返ったりしないけれど、今年は五年ということで何だか一つのサイクルが回転した気がしてならない。英語に始まり、映画製作、友達関係、文化、本当にたくさん学べた気がする。3年間のロスでの生活と2年間のニューヨークでの生活。どちらも僕にとってかけがえのない日々で、それはきっとこれからも進んで行く。たくさんの友達が出来、たくさんの才能も見て来た。この五年で何人に会ったんだろう。1000人?3000人?あまり数なんて関係ないけど、会った人みんな一人一人に感謝したい。良い思い出をありがとう。気づけば同時に渡米した仲間はみんな帰ってしまって、あとほんの数名しかいない。寂しいものだ。

2010年は早くも実りが多い。5年間積み重ねて来たものが少しずつ実を成し始めている実感がある。そして運命的とも感じられることが起きた。

ちょうど5年目の6月18日に、僕の今までずっと憧れ続けて来た監督と少しばかりだが仕事ができるかもしれないという報告を頂いた。感激した。一人でガッツポーズをした。思えば五年とちょっと前、彼の映画を見た。それは圧倒的なもので僕を魅了し、それから彼の世界に惚れ込んだ。その時は彼は映画監督で僕は一人の観客。そこから端くれだが、映画制作者側に周り小さなことから始めたが、いつか彼と働きたいといつもノートに書き続けて来た。今回それはあまり大きな仕事ではないのかもしれないが、振返った時、これが新たな全てのスタートになっていたという気がしてならない。

誕生日より、節目に感じた一日だった。6年目、僕は行く!
みなさんよろしくね。

6.18.2010
細井洋介