Yoko Onoにありがとうを伝えられた夜。

今日は尊敬する写真家、MIkeさんの粋なお誘いのおかげで素晴らしいコンサートと出会いをもらった。
Yoko OnoにSean Lennonコーネリアス細野晴臣Eric ClaptonSonic Youth、Justin BondにPaul Simon。他にも数々のゲストを招いたこのバンドこそがWE ARE PLASTIC ONO BANDである。

知らせを聞いた時には時遅しで、チケットは完売。諦めていた時に、何と幸運にも、そして光栄にも僕のヒーロー細野晴臣氏のゲストリストに載せて頂き席を取って頂いた。

今年77歳になるYoko Onoのパワーは底知れずで、この人の人間としての生き様はカッコいいと思った。Johnと駆け抜けた時代、その後の自身の活動、そしてこのように世界のトップミュージシャンたちを堂々とバックバンドに迎えて魂の叫びをステージから放っていた。何て人なんだと思った。

こういう映像を見ると改めて、日本人で、女性でこんなに世界を渡り歩いた人はいないんじゃないかと。カッコいいよな。そしてその伝説的なJohn Lennnonと時間を共にしていた一種伝説的な人がまだ目の前で叫んでいるのだ。素晴らしいではないか。
http://www.youtube.com/watch?v=q1pv2Bws2lQ

それにしてもクラプトンのギターには感動したよ。一音一音がしっかりと輝いていて、彼の風格と存在感にも圧倒された。

最後はGive Peace A Chanceでしめて大満足と、その後にさらにパーティーにも招待して頂き最高の一時を過ごした。

まず僕の中ではロサンゼルス最後に関らせて頂いた落合賢監督作品"Half Kenneth"にExecutive Producerとして大いにサポートしてもらったYoko Ono Lennonさんにこの機会にお礼を言えたらなと思った。が、このコンサートの中心人物、ひっきりなしに客が周りを囲む。ただこの機会を逃したらきっとないよなと自分と対話して、よし、行こうと。
何とかタイミングを掴んで少しだけだったけどお話させてもらえて、しっかりこの作品をサポートしてくれてありがとうございましたと伝えられて良かった。すごく優しい目をしていた。ありがとう。

そして天才的な音を作るコーネリアスの小山田君とも、そしてしっかりJohnとYokoの血を引き継いで立派なSean Lennonにも会えて話しをさせてもらえることができた。
それからUnited bambooのデザイナーの青木さんがいたり、例えば彼女とSonic Youth、小山田君が話していたりするのをみると、みんな一流の人は一流の人で繋がっているんだな、と改めて確認した。細野さんは思ったより小柄で、でもカッコ良く年を重ねていらっしゃるなと。僕もこう歳を重ねたい。そう思った。

こういう素晴らしい人々の集まるパーティーに参加させてもらえて良い刺激を受けた。さすがにこのレベルになるとまだ自分の語れる話などなく、って当たり前なんだけど、でもすごくそれが悔しくて、僕もきっとこういう人たちと作品を作れるようなレベルに行くんだと心に誓った夜。それと同時に、”こういうすごい人たちもこう一緒にお酒を飲んで、側にいると意外と普通の人でしょう。そういうことがわかっただけでもいいんだよ。”と言ってくれたマイクさんに感謝。確かにステージを降りると、同じ人間であることには何ら変わりはないということにびっくりした。

色んな意味で今晩は忘れられない一夜になった。この場を借りてマイクさんにお礼を述べたいと思う。

これだからNew Yorkが大好きだ。