アニメーションできました。

今学期の新しい試みの一つとして After Effectsを勉強してました。
映画と舞台をやってるとき以外の時間を見つけては、コツコツとこの一分間を作る為に精を出して来ました。
アニメーションって本当時間がかかるんだねー。
びっくり。

まぁ一発目ということで、頭の中で描いている世界がこのソフトウェアを使って完全にコントロールはできなくて悔しいところですが、好きなテイストには仕上がったのでアップすることにしました。

いいよね、バレエって。


さてさて、今回は初めてこのソフトを学びながら作ったから余計に多く時間がかかったとしても、作品としてたったの一分を作る為に、僕の現実世界の時間を一ヶ月程かけました。これって不思議な作業ですよね。
一ヶ月を一分間に凝縮するのだから。

そしたら今日ぴったりな言葉に出会いました。なのでここからもう少し書き続けることにします。
僕の大好きな番組、プロフェッショナル仕事の流儀、そこで料理人・西健一郎さんの回を見ている中で、
「手間をかけること」
というキーワードが出て来た。

手間をかけなくては良いものは出来上がらない。
お客さんを見えなくなるまで最後まで見届ける。
感動した。彼の姿勢。71歳になるのに「死ぬまで、勉強」とその手を休めない。
正月のお節を出すのに、一切の妥協をせず体力の極限まで考え抜くその姿勢は彼を一流にした第一の理由だと確信した。
「安いものに手間をかけなくて、何をかける」
彼の父の言葉。
ある素材を最大限に活かす。

これは俺に対しても大いに言えることだ。映画作り。役者という与えられた素材の味をどのように最大限に引き出すか。
一枚の写真。舞台の監督。
まだまだ経験の浅い、駆け出してもいない今の俺にできることは、最後の最後の部分まで手を抜かず、妥協せず、自分の持てる全てを出し切ること。それが今の俺にできること。それしかないはずだ。綺麗に決めることはできなくても、泥くさくても、情けなくても、人に笑われようとも、こつこつと自分のベストをそこにぶつけ続ける。そうすればいつか、僕の思い描く「あの地」へ辿り着けるのかもしれない。
もう少し自分を信じてみよう。

そんなインスピレーションをくれた西健一郎氏、そして毎度のごとく質の高い映像を届けてくれるこの番組のプロフェッショナルの姿勢にも感謝したい。

とにかく今始まった次の映画製作に全力を注ぐことにする。良いモノができそうな予感がする。