Broadway Dance Center, NYC

みなさんいかがお過ごしでしょうか?暑さも大分退けてきたと思います。秋の到来ですね。
大学もまた始まりました。今学期は、演劇の監督コース、映画制作、編集、After Effectsのクラスで構成しました。

監督になるべく日々をアプローチしているのですが、今日はまた一つ自分のまだ磨かれていない側面を鍛える為に勇気を出して飛び込んでみました。あのElia Kazanは監督になるためには何でも知っていないといけないと言った。演劇、脚本、カメラ、音楽、照明、衣装などはもちろんのこと、天気や土地、ダンスに文化、建築などと思い浮かぶ限りのことはみんな関係しているのです。もちろん一つの道のプロになるのだけでも一生本気でやってなれるかなれないかというところなのでこれら全てを極めるということは厳しいと思います。ただ、せめて基本の部分だけでも学んでおきたいなと思います。それもできるだけ若いうちにそのベースを得て、できる限りの経験を身に染込ませていくべきだと。一度ベースを作れば、これから人生を進んで行く上できっとその土台の上に色々のっかって行き、より物事を深く、そして広く感じ取れるようになるんだと信じています。建築のようだね。というのは、僕は日頃から年上の人たちと過ごすことが大好きで、実際に年齢を重ねて自身の目で見てきていることを、僕が魅力を感じた人に会う度に直接聞いて来ているので間違いないと思う。

そんな中、今日は学校とは別にBroadway Dance Centerというところでダンスのクラスを取ってきました。
Broadway Dance Center, NYC
今までダンスとか習ったことなどなく、この年になって踊るのなんて恥ずかしいなと思っていたし、本当にブロードウェイで踊る人、そこを真剣に目指す人たちの中に入ってやるというのは、怖い、という感覚にすら近かった。
この感覚は、初めて演劇学校に通う時の感覚に似ていた。すごく逃げたい衝動にかられたし、というかそもそも行かなくたって全然良いし誰に強制されたわけでもない。しかしこの怖いという感覚は僕に取って一種のサインなのです。
超えなくてはと思う。自分を厳しいところに追い詰めて、それを乗り越えて、その先に見えた感覚が快感となって次のステップにいくのです。

ブロードウェイのシカゴというショーを見てから、Bob Fossyの世界に魅了され、今日はJazzダンスのクラスを取りました。普段使ってない脳と体を使って新しいことに挑戦していくのは本当に楽しい。すぐ隣にはシアターがあって、実際に夢を掴んだ人たちが輝いている場があって、ニューヨークにはそういう一流の場がたくさんあり、学べる空間もあって本当に楽しい。学ぶに生きると書く、学生って本当に楽しいことなんだなと日々感じる。

いつかミュージカルを監督したい。体をめいっぱい使ったダンスという美をこれから作っていく映像に取入れて行きたいものだ。