自分をもう少し先に押す努力。

僕は毎日、自分を押す努力をしています。
それは遠いゴールに向けてなのだけれど。

今力を入れて一生懸命やってる写真も、3Dも、演劇も、器用でない僕はみんなより多く時間を費やして良いものを作ろうと頑張っています。

そういえば先日のWBC、友人とスポーツバーで準決勝、決勝と応援していたのだけれど、日本の頑張りには感動した。
ここぞという時の決勝点を打ったイチローだけでなく、それぞれ国内、国外で存在を認められ、一流としてプレーし続ける選手には、刺激ももらった。

今学期は短時間睡眠が続き、食事も適当にと、作業に没頭していたら、体が少し細くなっていた。

不安とか、怖い、とかそういった自分の中から発さるシグナルを、スルーすのではなくて、あえてそれをやろうという努力をしている。
今までもそうやって進んで来た気がする。

新しいラジオの企画も着々と進んで来て、そして今日は、また自分の中では一つ新しいことに挑戦してみた。
それは、ニューヨークの地下鉄でギターを持って歌うこと。

シンガーを目指す人、ギターリストを目指す人より決して、うまいとは言えないのだろうけれど、もうちょっと練習してから、もうちょっと、としていたら結局いつまでたってもそのままなんだ。

だからもう、今日、と決めて学校帰りに始めた。

NYCという色んな人種がいる中で俺の存在ってどう映るんだろうっていうことに興味があった。

パブッリックに自分という生身をさらけ出すことからも逃げたくなかった。

伝わるのかな。
嘲笑されるのかな。
どうなんだろう。
という気持ちがぐるぐる回っていたけれど、心を込めて一生懸命唄えばきっと伝わるんだろうなと思い、始めた。


込む駅と時間帯を狙ってやったから、全員が聞いてるか聞いていないかはわからないけれど、ぱっと見その空間には50〜70人くらいはいたのかな?
夜中、疲れて電車を待っている人たちの心に少しでも溶け込んでくれたらなぁと気持ちを込めた。

いざ唄い出すと気持ちいいものだ。

2時間程歌った中で色んなことが起きた。
縄張り争いに遭ったことに始まり、良い出会いもあり、そしてやっぱり「頑張って下さい。」とチップを入れてくれた少年が今でも忘れられない。
まじで頑張らなきゃなと思った。

気がつけばギターケースには $17が貯まっていた。
アメリカでのアーティストを支える風土がすごくあったかく感じた夜12時。
最初の滑り出しは悪くないなと、N Trainに乗って帰った。


自分をもう少し先に押す努力。